たまには旅日記/ミクロネシアのチュークのお話です

2017年の冬の話です。(今、観光で呟けるネタがないので
まあ、お目汚し的にw)

ゲストハウスの閑散期に
ガハハ周辺ではご存知のかたも多いメー姉さんと一緒に

ミクロネシア連邦の チューク(昔の呼び名はトラック諸島)
に行った時のお話です。

てかチューク(トラック)ってどこ???の方のために。
こちらです

グアムで飛行機を乗り継ぐのですが
私はUnited航空のマイレージがあったので利用して行きました。

(ちなみにこの写真は違う島)

このあたりは環礁が美しい島が多くて
見ているだけで楽しい航路です。

ちなみにチューク島は戦時中、南洋庁があった場所。
(1922年に開設され、1945年に太平洋戦争の敗戦とともに
事実上消滅したそうです)


街の雰囲気は、相方のメーさん曰くフィリピンのセブに似ている、とのこと。
なぜかフィリピンの人も多かったです(働きに来ているとか)

で、4日間いる間の1日、ホテルが出しているオプショナルツアーに
参加をして(といっても私たち2人だけ)
島を散策することになりました。

 

「さー!行ってみよー!♬」

と音楽をガンガンにかけながらご機嫌なドライバー兼ガイドさん。
(ホテルの従業員でありバスケットボール選手)

島をぐるっと1本道が通ってるんだけど

本当に海がすぐそこ、なんですよ。

日本でいう川でも、もうちょっと防波堤っていうのでしょうか。
もう海抜どうのこうの、のレベルじゃないくらい
間際なんですけど。。。

日本や諸外国で見たことがないレベルのものを見ると
あたらめて自分が見えてなかったものが見えてくる。
「治水」ってすごいな、って思うのだ。

サンゴ礁で囲われた島だから大丈夫なのだろうか・・・

「ねーねー、台風来たらどうなるの?
海からの水って道路に氾濫しちゃうよねえ?」

ドライバー君「うん、ジャバジャバだよ!」(元気よく)

….だよね。

そうなったら、一体どこを通るんだろう。


台風?何かで流された車なんだろうか。


 


日本軍が指揮をとっていたというナンタク砲台を見に行きました。

ひんやりとしたネフォ洞窟

抜けると、砲台があった。
ここで海からくる敵の様子を伺っていたらしい。

ここで日本兵がいたんだな。。。と思うと
胸が痛い。

「ほら、景色見渡せるだろー!綺麗だろー」

ドライバー君の明るさに救われます。

ミクロネシア随一の進学校へ

ガイドさんが「ここもぜひ」と連れていってくれたのが
ザビエル高等学校(xavier high school)。

イエズス会の運営するザビエル高等学校は1952年にミクロネシアにできた
最初の4年生の高校なんだそうです。

ミクロネシア連邦のみならず、パラオやマーシャル諸島共和国からも
生徒が集まるエリート校らしく、自分たちの島を幼い時に離れて
寮で暮らしながら切磋琢磨しているそうな。

教育水準が高くてここからアメリカやオーストラリアなどの
世界の有名大学に入学し、その後 活躍するらしい。

でも、みんな島に帰ってくるのかな・・・

校舎は 旧日本軍が通信センターとして利用していた建物を使っており
2008年に馬淵建設の無償改修工事を経て、今は綺麗な建物に
なっているんですって!(政府のガイドブックを読んだ)

ちなみに廊下には様々な研究発表や
ワークショップの成果物らしきものが貼ってありました。

おおお、お寿司の作り方???
青年海外協力隊の方が来てらっしゃるんやろか?

その一角に、きっとチュークの歴史的な
研究発表(らしきもの)が掲示してあって
もう、またこれが。。。辛くて。

 

トラック環礁上空から空襲する米軍機。


  
    ↓ これが私にとっては一番きつくて。


「機銃掃射を受ける零戦」

これ、誰が写真を撮ったの?
自分も命がけで撮ってるやん・・・
この角度で撮るって。。。今とは技術が違うのに
ゾッとする・・・

なんだかもう、悲しすぎて 恐ろしかった。

先祖に対する思いと、ミクロネシアの人々への
申し訳なさと、いろんな気持ちが混ざり すごく複雑だ。

 

「さあ、最後は日本軍が作った灯台を見にいくよ!」

ドライバー君が張り切ってくれる。

結構、もういろんな思いで、お腹がいっぱいなのだけど
せっかく言ってくれているのでいくことにする。

少しいくと、道がボコボコになって来た。
ほら、いわんこっちゃない、って感じな道だ。

水たまり、ありすぎやろww
なんかこんな道を、ボツナワで見た気がするなあ・・・
ボツワナは「フランスから助成金が出てるんだけど
政府が賄賂として使っちゃってさ、道が治らないんだよね。
多分予算の1/10くらいしか来てないんじゃないか。」と言っていた。

一方、隣のナミビアは宗主国がドイツだったせいもありか
インフラがめちゃくちゃしっかりしていた。

あ、脱線。 お金が回って来ていないのか。
環礁のせいなのか。なんなんだろう。土壌気になる。

 


そうすると前にスクールバスが。
よくよく見ると日本から寄付されたものでした。

ホテルの社用車はずんずんと進み
山の中に入っていくのだけれど

ぬかるみにもほどがあるよ、というくらいぬかるみだ。

「ねえ、もうそろそろ、いいよ。
危ないよ。歩くから。これ下手したら車のタイヤ、抜けなくなるよ」

と、いろんな国に行って、ある程度リスク回避の方法を
覚えて来た私たちは

「車は厳しいから歩こう。無理しないでくれ」

という提案をした。

しかしドライバー君は
「君たちにはこんな泥道は歩かせられない。
結構坂道だし。大丈夫だから!」

と果敢に泥道に入る。

「いや、もうやめとこう。大変なことになるし」

「いや、ダイジョウブダ!!」

そんなやり取りがあって。

もうお察しの通り。

案の定、 車が泥道に入って抜けれなくなりましたwww

「・・・・言わんこっちゃない。。。ww」

ギュルギュル!

ギュルギュル!

と車輪は空回りをしながら泥を跳ね散らかす。

無言で石や枯葉を集める私たち。
タイヤに引っ掛けるも、なかなかうまくいかない。

滑り止めの枯れ木があまりなくて
(ついでに石もそんなにない)
青々とした大きな葉っぱ系だらけなので
これ、人力がいるよね・・・

と1時間ぐらい格闘して思う。

。。

「….ねえ、ホテルに電話しようよーねーってばー」

というと
初めは ホテルの社用車でこんな無茶して!と
怒られると思ってか
ドライバーは全然連絡をしないんだけど

さすがに電話しないとどうにもならない、と思って
電話を取り出すと、なんと携帯の電池が切れていた。。。。

日が暮れる・・・
チュークの島の中で日が暮れるよ・・・

「私、助けを呼んでこようか?
近くの電話がありそうなところまでどのくらい?」と聞くと

「。。。。40分w」という。

おおおおーい!
ちょっとちょっと、蛇とかいたら怖いし、40分、、、、、

そう思ったら

森の中から ガサガサガサ!

子供達が出て来た!

村があるのか!!!!

ドライバー君が子供達に「大人を呼んできてー」
と頼んだのだろう。

6人くらいの大人がやって来た。

ああ、助かった!!!

子供達が車に乗って重しになって
男性たちがおす!

結局、四苦八苦して 1時間ほどしてやっと脱出できた。


子供達めっちゃ可愛い!!!(滑り止めの重りになってくれた)

ありがとおお!

帰りに村に行って
みんなに挨拶をしにいく。

ドライバー君が
「みんなにお礼にタバコを配りたいからお金をくれ」という。

おい、もとはといえば、君が私らのオファーを突っ切ったせいじゃない?
と思いつつも、

みんなにもお世話になったので
すぐさまタバコ代を渡して、みんなに配ってもらった。

そして村の奥から70歳くらいの村長さんらしき御大が登場した。

その姿を見てびっくりした。

顔が….

日本人だ。

絶対に日本人の顔だ、と思った。

浅黒さはあったけれど、周りのチューク顔のみんなとは違う、
まごうことなき日本人顔。

なんなら中村さんとか
山本さんでもおかしくない。

え・・・もしや・・・と思いつつ
「ありがとうございました」と会釈をしたら

にこり、ともなく

すっ….と家の中に入っていった。

誰かがこの村に、残ったんだな。

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泥から脱出できた車で10分ほど走っていると
またエンジンが止まった。

え?また?
(と思って、ちょっと笑ってしまったので
記念撮影w)

近くの村の車屋さんに入ると、どうもラジエーターが壊れているらしい。
きっとあの泥脱出んときに無理したからだと思うが
ラジエーター壊れている=俺のせいではない、と
ホテルに堂々と電話ができるのか

「助けに来てくださいー」と連絡をするドライバー君。

キミ、ある意味ラッキーだなww

その車屋さんで、フローズンジュースをいただき


(お店の娘ちゃん。可愛い!)


(ペットは豚。これまた可愛い)


息子ちゃんも絶大に可愛くて、

結局、ホテルのレスキューが来るまでに更に2時間ほど
またかかったので、延々 子供達と遊んでいました。

ネットも繋がらず
暇すぎるので「ジャパニーズゲームやろうぜ」と
ダルマさんが転んだを村の子供達総勢十人くらいに覚えてもらい

真っ暗な道端で延々やっていた(笑)

暗すぎて誰が動いているのか老眼にはわからないww

ホテルの車がやって来たら
遊びは終了。

近所のママさんから「遊んでくれてありがとう!」
とめちゃくちゃ感謝をされた。

こちらこそ、ありがとう。
暇な時間、とても楽しかったしね!

と思いつつ、ホテルマネージャーに救出される。

マネージャーが「君たち、大変だったねー、大丈夫だったー?
●●(ドライバー君)、一体何があったんだ???」
と聞いており
「いや、ラジエーターがさあ」と 言い訳をしており

ぬかるみの話は言わないでおいてあげよう。

と思ったチュークの1日のお話でした。

ちゃんちゃん。

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