女将の日記

人を知ること

今日、1通のハガキが届いた。

コロナで予約が動かなかったこと、そして母が膝の手術を
していたので、もう閉めてしまえ、と思って2日ほど閉めていました。

で、今日ポストを覗くと1枚のハガキが。

大阪のS夫妻だった。

コロナの騒ぎで 姫路城マラソンが中止になった時に
「せっかくだから、行きますね」と
お越し下さった夫妻。

年齢差がとてもあるんだけれど
傍目から見ても仲睦まじい夫婦だった。

社交的な奥様は、若い時の綾戸智絵のようで
お喋りが上手、ハスキーボイスで
他のゲストを交えてどんどん場を盛り上げる。

それをニコニコと笑って見ている旦那様。

コップ1つを取るときも、
おしゃべりのトピックも
お酒を飲むときも

お互いが労わりあっていて
理想に近いご夫婦だった。

「もう、羨ましいくらいに素敵なご夫婦ですね」
と惚れ惚れしながら言うと

元気印の奥さんは「何言ってるんですか!仮面夫婦ですよ!」
とギャハハと笑う。

「お酒飲んでもらってね。でね、(だんなさんの名前)さんが
なくなったらね、私は年金をもらうの💗」と
キャフキャフ笑ってる。

いやいや。ねえ。旦那さん。

きっと、この明るさがいいんですね?と目線を送ると
にっこりと微笑み返された。

そうですよね。ああ、いいなあ。このご夫婦。

姫路マラソンを自分たちでせっかくだから走ってきますね、と
他のゲストと走りに行ったときも
お互いの体を気をつけあっていた。

旦那さんは足をちょっと故障してらっしゃったのだけれど
せっかくだから僕も一緒に走るよ。とウェアに着替え

奥さんは足を故障している旦那さんを気遣って
レンタルチャリで追いかけてくることを勧める。

スタートの瞬間までずっと言ってらっしゃった。

帰ってきてからも 大酒を飲みながら
一緒に笑っていた。エンゲル計数ならぬアルコールの費用が
高くてねえー。と笑っている。
奥さん喋る。旦那さん、ニコニコ。

チェックアウトした夜、すぐにメールをいただいた。

本来なら私が送るべきなのに。

内容は、滞在が楽しかったです, のお礼。
そして来年こそは絶対に本番で走りますね。
もちろんガハハに泊まりますね。いつから予約開始されますか?

という、温かい、温かいメール。

私は いかに二人と出会えて
こんな形の労わり合いがあるんだなと思ったこと。
2人が理想だと言うことを書いて送った。

で。

なんと。ほぼ3週間が経ち。
各所から「松岡さん、メールが届いてないんですけど」
と連絡が色々くる。
え?送ったけど???ナンデー?と思っていたら
何かPCがおかしくなったのか
未送信フォルダに溜まっていた。

がーん!!!色々送れてない!
それも、マラソンの日からじゃないか!

がーん!!!!!

すぐにメールを送信したら
お返事が返ってきたんだけど。

おそらく、私の大慌てのメールを受け取る前に
ハガキを投函していてくれていた文面だった。

「メールがもしかして届いていないかと思い
お礼を・・・・」と丁寧な文章が書かれてあった。

ああ、この丁寧さ。すごいな。
まさしく大阪の漫才師並みに喋っていた奥様の
この気遣い。今日はちょっと感動してしまった。

なんなんだろう。人って本当に
見えているものと違うんだなと、今更ながらはっとさせられます。

確定申告をしながら
なかなかの厳しい昨今の状況を振り返っているけれど
出会いがやはり面白くて、ゲストハウスの
醍醐味を感じたりしています。

Sさん、本当にありがとうございます。
さらにファンになりました。

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