さて、トリニダードトバゴ共和国。
私がどうしてもいきたい!と思ってからずっと調べていたのですが
なんせ危険!
「外務省海外渡航情報」をみても自分たちが渡航した
数年前にドイツ人観光客がトイレで殺傷されている。
2008年度は544件の殺人事件。
(*現在は減少しています。が、注意はしてください、とのこと)
ヤバイでしょ。ヤバイでしょー。
と、思いつつも ポリシーの
「海外旅行はいきたいところから」をモットーに強行決定!
会社のトイレでトリニダードトバゴにいきたい旨を
しゃべってたら、
「ワタクシもいきたいワ!」と俄然のってくれた
クレオパトラ姉さん。(仮名/ *もっと別のニックネームがあるので
あまりにも有名なのでやめときます)
クレオパトラ姉様は会社にもド派手な服装で出勤し、
そのオリジナルなたたずまいが独特で、
毎日ものすごいジュエリーやら貴金属を
身につけている有名人。
「オーホホホホホ」と高らかに笑う姿が
豪快な元新聞記者のデキる女性なのです。
そんなクレオパトラ姉様が
「じゃあ、ワタクシの友達も誘いますわね♥️」と、
女性1名と男性1名をほぼ強制招待?し
4人の珍道中に!
この4人が会うのは当日。
いったいどんなメンバーなんだろな?
とおもいつつ
前日までにメール交換だけをすます。
カーニバルの衣装の決定やホテル手配などなど。
そして・・・
「トリニダードトバゴの治安は決してよくありません。
強盗も窃盗も日常茶飯事です。ホテルに泊まる際も
貴重品には気をつけてくださいと、かいてます。
できるだけ高価な物は身につけないようにしましょう!」
念には念を押して。
危険なところにいくからには、それなりの気構えで望みたい。
楽しい旅にしたいから死ぬのは絶対ヤダ。
私も時計をもたず、100均でいろんなものをそろえてみた。
できるだけ「お金を持たない貧乏日本人」を演じるべく
一番汚い服を来て、関西国際空港へ!
楽しみだ!全然知らない人と行く、
それもトリニダードトバゴ!
集合時間。departure levelにて。
現れたのは・・ド派手なクレオパトラ!
「おまたせーーーー。おはよう、アントン♩(←私のニックネーム)」
ちょ、ちょ、ちょっとちょっとちょっと!
まったまった!
首にはネックレス、指には大降りの石のブレスレット、
ロレックスまでつけてるし!
「ちょ、ちょ!!!!だーかーらー!
あれだけ高価なものつけてくるな!ってゆったやん!」
と私ふくめて初めてあった他の2人も真っ青!
「だって・・・だって・・・これがないと
ワタクシじゃない気がして・・・・」と
クレオパトラ。
ひゃーーーーー!!!!!
まじっすか!
「姉様、ホンマにそのジャラジャラ、
トリニダードに到着前に、外してくださいよ!
手首切られてもしりませんからねっ!
巻き添え食うのイヤですからねっ!」と私。
しぶしぶ納得するクレオパトラといざ出発!
空港ラウンジでひと事件をすませてから(これはまた後で)
飛行機で映画を楽しんでいると・・
「ギャー!!!!!」
とクレオパトラの叫び!
「ど・・・どしたの?」と振り向くと・・・
直径3cmありそうかという巨大玉の数珠のような
ブレスレットが・・・
ジャラジャラジャラー!!!!
はじけたっ!!!!
「ぎゃーーーー!2万円はするのにー!」という
声が響き、機内に転がる!
どうもブレスレットが突然、切れたらしい!
機体は揺れまくり、水晶玉がゴローン!ごローン!
そして・・・全部見つからない・・・。
肩を落とすクレオパトラ。
「えっと、えっと、これはあれだよ、
厄が払われたんだよ。
これから大きな事故しないってことだよ!
ね?ね? 元気だしてよ!」というしかなかった。
未開の地とかそーゆーんじゃない
ほんまに治安が不安定な国にいくんだ。
これで全ての厄が払われたと思ったらええんちゃうか・・・
そんな楽観的なことを思っていたこの4人に
さらなる事件が起こるとは
思っていなかったノデス・・・・・
つづく
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