先日、姫路の老舗劇団「プロデュースF」さんの公演を見に行ってきました。
きっかけをくださったのは、ゲストハウスにも宿泊してくださったことがあるKさん。
kさんにはその後もいろんなことでお世話になっております。
いつもいつも、劇団のチラシ(彼女が所属しているのは違う劇団なのですが)おそらく劇団は連携しているのでしょうか。
客演とかいろいろあるんでしょう。いつも広報のチラシを持ち歩き、PRしていらっしゃった姿を思い出します。
そんないつも「縁の下の力もち」だった彼女が 今回は出演!ということで、こりゃどうしても見なくては!と
スタッフにお店をお願いして、びゅーーーん!といってきました。
劇場はレトロビル
もう40年以上前から、ある気がするプロデュースFさん。記憶違いだったらごめんなさい。でもね、高校生だった
私が通学していたころには大手前道路沿いにあったんですよね。黒い看板にペンキで白く「プロデュースF」って
かいてました。ずーっと興味がありましたが、学生時代は足をふみこめず。
今はひっこされて、レトロビルの中なのですけど、この中に劇場があるという。
ここにあるの・・・???とドアをあけると。
びっくり仰天!めちゃくちゃ、めちゃくちゃ小さい劇場が!!!!キャパ的に30人ぐらいの席のみの劇場ですよ。
でもね、ちゃんと幕があって、すっごくすっごく、心があつくなりました。
こんなに素敵なところを、あったかいところをこのひとたちはちゃーんと守ってきてはるんやあああああ。と
感動で、ずっと私はきょろきょろ、きょろきょろとみていました。
ガラスの仮面も、こんなやったな。。。。と全く違うベクトルまで思考がいってたんですけど、なんせこのアットホームさと
そして、ミニマムな場所でも演劇を提供しつづけるという、そんな心にずきゅーん!と撃ち抜かれました。
なんせ、なんせ、よかった。本当によかった。
高村光太郎の「智恵子抄」を違う目線で
肝心の演目は「売り言葉」。
「売り言葉」ってなんやろう?と思ってたんですけど、これ、野田秀樹さんが「智恵子抄」を違う目線で見て書いたもの
なんですね。いやーーーなるほど! すごく新鮮でした。
実は私、野田秀樹作品は、ようわからんセリフ多いし、ぐちゃぐちゃになるし(え?誰が誰やっけ?みたいな)
野田MAPとか速攻寝る人だったのですけど(じゃあ、見るなよ的なw そしてお前、何様的な。)
でも、この作品は面白かった。(←ほんまお前だれやねん案件w)
そして、智恵子の高見さんも可愛かったし、Kさんも可愛かった!(いつものKさんじゃない!いや、いつもかわいいですけど
役者さんやーーー!と改めておもいました。本当に役を生きる人。)
ちなみに高村光太郎役の人はスカしてて 嫌な感じにみえたので「売り言葉」的な高村光太郎だったのだな!ナイス光太郎だったのだなと(だって劇中の高村光太郎にめちゃ腹をたてていましたよ、私は。単純すぎるw)。
という、よくわからない日記になりましたが、なんせ このサイズ感がとてもよかったのと、
野田秀樹がちょっと好きになったのと、多面性のあるKさんの更なる顔をみて、「ヒトっておもろいなー」と改めて感じた日。
とりあえず自分の記録として・・・(笑)
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