スタッフ日記 / プチニュース

全盲のクライマーがユタの岩を登る「ライフイズクライミング」

今日は広陵ライオンズクラブさん50周年記念行事の

「ライフイズクライミング」上映会にお誘いいただいて、いそいそと出かけてきました。

「視力を失った人が、ユタの山を登る映画」ぐらいの情報ですっごく気楽に
「懐かしいなあ、アメリカ〜」ぐらいの気分で臨みました。
ヘイ! ぶん殴れてきました。なんじゃ、このヒトたち!!!
すんごいんですけど。
仕事さえなければ、そのまま一緒にいっていた友人とワインで語らいたいくらい興奮冷めやらぬ作品。
あらずじはこれが一番よくわかるのでこれを読んでね
全盲の人が、クライミング、っていうだけでもすごいんですが、一歩踏み外したら落ちる崖で、視覚ガイドのナオヤさんの「右、右、もうっと上」などの声だけでポジションを探るんですよ。もうおしっこちびりそうですよ。(映画館がおすすめ)

で、この2人の掛け合いが本当にすばらしくて。

モアブ砂漠の中のフィッシャータワーズの尖塔に登るんです。
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g28965-d145638-Reviews-Fisher_Towers-Utah.htmlポイントに行くまでにも普通に山道、それも巨石とかがごろごろのめちゃくちゃ足場が悪いところで、肝心なところしか言わないナオヤさんが、たぶんちょっと注意しろよと言うのを忘れて、歩いているところで全盲のコバさんが正面衝突して「ゴキッ!」ってぶつかっちゃうんですよ。

「いってええええ!!!!」ってめちゃくちゃ痛そうなんですが

ガイドの直也さんは

「あはは!痛そうだな!ごめんごめん。でも俺は痛くないよーだってぶつかってないからね。あははは!痛そー!」と めっちゃ他人事なんですよ。え?ナオヤさん・・・笑 中学生・・・笑 (これは命に関係ないような平地だからだとおもいます。岩場は真剣です)

ああ、ええなあーーーー✨
たぶん、女子同士だと「え?大丈夫?痛くない????ごめんごめん!大丈夫?」とかなりそうなんですけど、このバディは「あはは!痛そうな、ほないこか」ぐらいな感じで、痛がってようが目的地を目指す。肝心なところ以外はすっとばす。
2cm先はスリップしそうな崖で「あ、そこ、崖なw」

って!!!(でもコンビで あうんの呼吸なんでしょう)

フィッシャータワーに見事登りきった時(見ているこちらが手に汗握る・・・でした)白状を天に掲げたコバさんはめちゃくちゃかっこよかった。

登頂後、インタビュアーに対してガイドの直也さんがゆっていた言葉がとても新鮮だった。
「コバさんに『登ってみて見えたものはありますか?』とかききたくないよ、俺。だって、見えてないんだもん。見えてないのにさ、なんかこう、綺麗にまとめられても嘘に聞こえるじゃない・・・(的な意味合いのこと)でも、俺は、自分の一番すきなフィッシャータワーにコバさんが登ったらめちゃくちゃおもしろいとおもったし、だからこそ登ってくれて、それだけで俺は嬉しいんだよーーー」とゆっていて。

ああ、障害とかそういうことではなく、おもろいからやろうぜ的な関係性いいなあとおもったんですよ。

本当はもっと、いろんな意味で衝撃的だったんですけど、うまくかけないので、記録的に。

もしこの映画が自分の近所にまわってきたら、ぜひいってみてー。

人間は、もっと、原始レベルで楽しんだほうがよい、というのが
わたしの今日のまなび。

誘ってくれたコマさんありがとう!

https://spot-lite.jp/life-is-climbing/

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