スタッフ日記 / プチニュース

余分なことをする公務員さん(最高だよ)

毎日ドタバタで過ぎていき、めちゃくちゃ記憶に残しておきたいものがたくさんあるのですが全くかけていません。
ゲストハウス仲間 今里ゲストハウスゆうさんや、香川のミカサスカサさんが毎日ブログを書き始めたので、私も初心にもどって書こう!と思っています。(さあ、いつまで続くだろうか)。
さてこの1ヶ月の中でどうしても忘れるまえに書いておきたかったこと。

タイトル「余分なことをする公務員さん(最高だよ!)」

姫路の山陽百貨店の中に、一部の市役所の機能があって「駅前市役所」ってよばれてるんです。
私はマイナンバーを申請しにいったんですよ。
もちろん写真をもっていかなくちゃいけないのですけどね。
免許証のように犯罪者のような風貌を毎回みるのはいやだからちょっとでも写りがよいものをつかいたくて
ある写真をしのばせていました。
そのある写真っていうのは、姫路で歴史を語らせたらこの人より面白く喋れる人はいないんじゃないかと
おもっている芳賀先生。先生ではないですが、私の中で歴史の先生はこの人とおもっているので勝手に
芳賀先生。でも本職は、カメラマンで「芳賀フォトスタジオ」を経営されていらっしゃいます。
ちなみに昨年わたしはある国のビザを取るために証明写真を撮りに行ったんです。
「せんせぃ、あのですねえ。ちょっとでもやせてとってくださいよ」
「実物どおりにしか映らんww」
「いやあ、それでもちょっとくらい、いけるでしょ」
「ちょっと横向いて・・・あ、あかんなww」
と漫才のようなやりとりがあり
「これがマックスや」となんだかんだちょっとシワをとってくれたりしたのです。
その去年に撮影した証明写真を流用することにしたんですよ。だって毎日みるだろうしw
で、書類と写真をもって駅前市役所にいきマイナンバーを提出すると・・・
若い係の方がひとこと。

「松岡さん、髪の毛のびましたね」

え???
え???????

「髪の毛のびましたね」

私、この人知ってたっけ?いや、どこかでなんか迷惑をかけたのかもしれん(迷惑を人にかけつづけている人生ですw)
いや。。。。だれだっけ?
忘れっぽさに拍車がかかってきているシニアとしては 頭の中が豪速球なわけでして。
「・・・・え?もしかして小学校の同級生の、ヤマダくん??? じゃないですよね?」ときいたら
「ちがいますw」と。
なんなんだ。
誰なんだ。
まあ

・。。。。ええか。
そんなことを思いつつ、マイナンバーを申請し、係の方からはカードがどのくらいで届くかなどを教えていただいた。

その夜。

私は考えた。

あれはだれだったのだろう???
・・・・そのとき気がついた。
もしかして、あれは嫌味だったのではないだろうか?
まったく読んでなかったけれど、写真って数ヶ月以内のものでないとダメだったのではないだろうか
(ちゃんと確認しろよ的な感じですが)
だから、今髪の毛が伸びているので「髪の毛が伸びましたね」というのは
「アナタ、ずっこをして、一番写りがいい(期限切れの)写真をもってきましたね」
と言いたかっただけなのではないだろうか?

めちゃくちゃ恥ずかしくなった。
知り合いだとおもっていた自分ばか。120%嫌味やん。
期限切れの写真もってくんなよ。数ヶ月以内の写真って書いてんだろ、ちゃんとしろよ。
を、マイルドにゆっているだけだったのでは????
マンガの主人公なら「バカバカバカバカ」とクッションを頭にぶつけるようなシーンである。
ああ、恥ずかしい。なんだそれ。
————-
それから1週間後。べつの書類をとりに駅前市役所にいった。
小学校のヤマダくんに似ている彼がまた受付てくれたのだ。
「・・・松岡さん、なんか。。。前に担当しましたっけ?」と言われ
「はいっ!マイナンバーですっ!!!」と元気よく答えてしまった。(これまた恥ずかしい)
そして気になってきたことを聞いた。
「あの・・・前に「髪の毛ながくなりましたね」っていわれたんですけど
私、知り合いかな?と思ってたんですが単に嫌味だったんですね。私、ちょっと前の写真をもってきてしまいました」
というと

彼は笑ってこういったのだ。

「へ?嫌味??
ああ!!!あれね!

ぼくね、意味なく、全員にゆってるんです!!!。
髪の毛のびましたね!って」

・・・・・・
・・・・・・・ええええええ??????

「こんにちわ、と同じぐらいの感覚で「のびましたね」ってゆってます」
と平然と。
ほぉおおおおおおおおおおおおおお。そうなんか!!!!
ある意味衝撃的だった。
公務員の方=余分な(能動的なコミュニケーション)はしない
とおもっていたのでびっくりした。
もちろん相談しにいけば、親身になって教えてくれる。
わかるまで教えてくれる部署もある(そうでない怖い部署もある。きっとみんなの共通認識同じw)
でも余分なコミュニケーションを、そっち側からしてきてくれるなんて思ってもいなくて
すっごく感動した。うれしいなあ!とおもったのですよ。だってこれ、絶対に
コミュニケーションのきっかけになりますもんね。
髪の毛伸びましたねって、余分なことでしかないけれど、
その一言で、かくいう私はもう彼の名前をばっちりおぼえているし、
彼のイメージめちゃくちゃいいし、
なんでも相談しやすいなあとすっごくポジティブなイメージが湧きました。
ちなみにこういう場合、はえぬきでないヒトもいるので(パートさんだったりして?とおもって)
念のため「あの・・・ーーさんは職員さんですよねえ?」と失礼ながらきくと
「適当にえんぴつころがしてたら、通りました!」と答えが返ってきました。
すごい。コミュニケーションの鬼やな!

それにしても最近の市役所がちょっと変わってきているきがするのは気のせいでしょうか。
昔は頭がいいけれど、その頭のよさをええほうにつかってくれない(保守というかルールだから&めんどくさいのか全くポジティブな方向性を見ない人が多かった)感じだったのに、今はどの部署にいっても「頭がとてもよく、なおかつ、できればやりたいほうをできる方法でかんがえようとしてくれる」人、なんせポジティブな人がが増えてきているきがする・・・・
肌感覚だけども。これ、なんかとーってもええなあーー。ありがとうー!!!といいたいわああー

あれ?これって私がシニアになってきたから高齢者にたいする配慮で優しくされてるんだろうか?(笑)

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